Brazeでカスタムイベントを記録してみる
Braze SDKをアプリと統合するとユーザーのデータが自動で収集され始めます。
Brazeでは自動で収集されるデータだけでなく、カスタムイベント
というアプリでユーザーが起こしたアクションを記録することも可能となっています。
価値の高いユーザーインタラクションを追跡するのに最適
と示されており、カスタムイベントの分析によってキャンペーン実行したり、ユーザーのセグメント化に役に立ちます。
やってみる
WebのSDKを組み込んだサンプルアプリで試してみます。
サンプルシナリオとして、動画サイトで
- ウォッチリストに動画を入れる
- 最後に入れた動画のタイトル
を記録していきます。
カスタムイベントの作成
ダッシュボードにログインし、設定の管理->カスタムイベントのたぶ
の画面で、カスタムイベントを追加
をクリックします。
イベントの名前を入力して作成します。
なお、イベントの命名規則に関する注意事項が公式ドキュメントに記載されているので、事前に確認しておいた方が良いです。
ベストプラクティスとして、以下が挙げられていました。
- 命名規則を明確にしてください。
- イベント名の一貫したケーシングとフォーマット。
- イベントに同じような名前を付けることは避けてください。
- Brazeダッシュボードで切り捨てられたり切り捨てられたりする長いイベント属性文字列は避けてください。
イベントプロパティの作成
カスタムイベントには、プロパティと呼ばれるイベントに付随するメタデータを追加することが可能です。
プロパティは、キャンペーンのトリガー条件の限定、メッセージングのパーソナライズを強化、生データのエクスポートを通じてより高度な分析を生成するために使用できます。
作成したカスタムイベントの一覧ページにあるプロパティを管理
をクリックするとウィジェットが起動します。
Add event properties
をクリックして追加していきます。
プロパティ名とプロパティのタイプを選択して追加します。
アプリからカスタムイベントを記録する
カスタムイベントの作成をしたので準備は完了です。あとはSDKを使ってアプリから記録します。
webアプリでのカスタムイベントは、
appboy.logCustomEvent(YOUR_EVENT_NAME, {key: 'value'});
といった感じで、イベント名とプロパティをlogCustomEvent
メソッドに与えて記録します。
今回は、Reactのサンプルアプリで以下のようにして組み込んでみました。
<AddButton onClick={() => {appboy.logCustomEvent('videoapp_watchlist_add', {'last_video_title': movie.data.title});} }> <span>+</span> /AddButton>
SDKでログの出力を有効にしていると、コンソールログに上記のようにカスタムイベントが記録されることが確認できました。
ダッシュボードでカスタムイベントの記録を確認
ダッシュボードのデータメニューにあるカスタムイベント
をクリックすると、カスタムイベントの記録がグラフで確認できます。
ユーザー詳細ページでも、そのユーザーが実行したカスタムイベントの数がわかるようになっています。
キャンペーンの作成時も、配信条件を設定するときにカスタムイベントとそのプロパティでフィルタリングが可能となります。
さいごに
Braze SDKを使ってカスタムイベントの記録を行いました。
よりパーソナライズされたメッセージを配信したいとなると、こういったイベントの作成、記録が役に立つ場合が多いと思います。 アプリから記録するコードも一行追加すればOKだったので楽ですね。